皆様、どーも。じじです。
ネイルに携わって20数年・・・
ジェルネイルに出会って10数年・・・
ジェルネイルにおいて
ベース選びと塗り方が
モチの良さを決めるよな・・・
と思うほど大切だと考えています。
皆さん、好みで良く使われているような
お気に入りのメーカーがあると思うのですが
同じメーカーの中でも
ベースが様々用意されていることもありますね。
ジェルネイルのベースというのは様々な用途
あるいは爪質などにより
使い分けていくようなものになります。
ソフトジェルネイルがで始めた頃
すでに私がフリーのネイリストとなって
5年くらいが経過していたと思います。
思い起こせば、業界でいち早く
ジェルネイルの素材を出されていたのは2社。
タカラベルモントのバイオジェルと
モガブルックスのカルジェルでした。
バイオジェルのベースは
たしか10mlくらいで1万円くらい?
だったと思います。
今も同じくらいかもしれません。
当時は1日講習を受ければ
売ってくれるというものでしたので
行きました、講習(笑)
今は、一般の方でも入手可能なようです。
がっちりつく系の
やや、柔らかい素材のベースジェルだと記憶しています。
お値段がかなり高めだけど
柔らかく使いやすいジェルでした。
ただ、オフが本当に大変。
上に載せる素材にもよりますが
取れる爪はポロリと取れるのに
取れない爪は全く取れないという(笑)
私が使っていた頃より
成分が進化しているはずなので
全く違うかもしれませんが
柔らかめの素材でした。
カルジェルは、何日間か通うような
やや受講料の高い
ジェルネイルの基礎からの講習を受けないと
売ってもらえなかったので
すぐにではなかったですが
ジェルが主流になった頃
講習を受けて使いました。
ちょっと高めですが
楽天の力で今では一般の方も購入できます。
私は、上の2社でしたら
断然カルジェル派でした。
ジェル自体がとても柔らかくて
浮きにくい性質を持っているように思いますし
カルジェルは、クリアがベース、トップとして使用でき
これ一個だったところが、シンプルで好きでした。
何なら、今もカルジェルは時折使用しています。
ただ、クリアとはいえ
ちょっと茶色っぽい色が付いているのが
特徴であり、難点でしょうか。
そのうち様々なジェルが乱立しはじめ
浮かないと話題になったのがパラジェルでした。
浮かないので、オフせず
フィルイン(伸びたところにジェルを足していくとう技法)
でケアしていくことを推奨していました。
あと、独特の臭いがダメな人もいらっしゃると思います。
パラジェルの中では↑が一番推奨できるのですが
10g以下の容量がないのが難点。
4gで販売しているのが、こちらの商品なのですが
更に取れにくいとの触れ込み。
使っていていましたが
パラジェルクリアより、粘度が高めで
パカッと取れる印象があったのは
私だけでしょうか・・・・
ただ、パラジェル全体に言えるのが
ジェル自体が長持ちしないということ。
冷蔵庫保存必須なのかな〜。。。
触らずに1年もおいとくと、固まってました(笑)
扱いがかなり難しかったけど
シャイニージェルは
健康自爪推奨な
ジェルメーカーさんでした。
こちらのパワーベース
めっちゃ取れやすいけど
その取れやすさを活かしたつけ方もできそう。
取れたときの爪のツルツル具合は
むしろ新鮮でした。
爪を痛めないベースだな〜と思いましたが
お客様には怖くて使えませんでした(笑)
私的にはセルフネイル向けと言える商品です。
どこのジェルメーカーさんも
自爪を大切にしたいコンセプトは、同じ。
モチについても
それぞれのベースジェル特有の
濃度、色、匂いがあったりするので
あとは、好みと相性。というのが
実際、色々使ってきてみて思う
正直な感想になります。
ベースジェルは
一番「リフトしやすい、しにくい」などの
モチを左右する材料だと思います。
しかし、これだけ使ってみても
一様に「このベースが絶対良いよ!」
とは言い難いところがあります。
お値段が高いから。
サロン専用だから。
よいベースとも限らないです。
例えば、私の場合で恐縮なのですが
装着する人の爪質や用途
上に載せていくアートによって
ベースの種類自体や、のせ方を変えることがあります。
今の所、高価なベースを使い続けるだけよりは
無理のない範囲で2〜3個用意し
色んな使い方をしてみる。
それが一番
技術が安定するように思っています。
ネイルは動かすものですし
材料は日々進化しているからです。
なので、ベースに関しては
使用量によりますが
初めからの大量買いはお勧めしません。
最初は小さめの容器で買ってみて
あ、使うわ。じゃんじゃん使います。
という場合やお友達と分ける時のみ
大容量を購入されるといいように思います。
ちなみにここでいう大量買いとは
20g以上かなー。と。
10g〜15gは冷蔵庫などを駆使すれば
何とかセルフでも使い切れる容量かと思います。
何種類か試すんじゃ、という方は
割高にはなりますが
なるべく小さい容量のものを
購入されると良いと思います。
私の基準は
まず4週持つかどうか。
また、硬化後がなるべく柔軟なもの。
という感じです。
あとは、できれば
トップや中間に使っていくクリア系ジェルとは
相性の観点からブランドを合わせたいので
そういった周りの商品の性質なども
選定基準になると思います。
そういうことで、現在、私は
現在、グレースジェルを選択しています。
ネイル問屋を通さない販売形態らしく
費用の面からもおススメなメーカーさんです。
カラーには、ニュアンスの綺麗な
プリジェル製品を取り入れています。
プリジェルのベースも種類が色々ありすぎるのと
基本的なやつは、ちょっととろみが強い感じがして
私は好みではありませんでした。
でも、ホントは、カラー使うなら
ベースもプリで〜・・・とは思うんですが(笑)
グレースジェルは
実はベースコートが特別良いというより・・・
その、周辺のクリアジェルが優秀な事と
何より、恐らく
プライマーがとても優秀
なのではないかと思っています。。。
なので、その辺りと相性の良いベース
ということで採用させて頂いてます。
薄づきのベースでありながら
がっちり、水仕事多めのの主婦の方でも
プライマーとの合わせ技で
ほぼ、5週程持ちます。
とりあえず、メーカーごとにある
プレベース類とベースを塗っていきます。
塗る回数などは
メーカーごとに基本の指定があると思うので
はじめは、そちらの指示通りに
やってみるのが良いと思います。
とりあえず、私が現在使用している
グレースジェルの基本手順で説明いたします。
※ライトには入れません。
②プライマーボンダーを塗っていく。ライトにしっかり1分入れる。
※たっぷりぬらずに、しっかりハケをしごいて薄めに塗るのがおすすめ。
③ベースジェルを薄くしっかり2回塗り
※1回ごとにライトで硬化する。
ベースジェルを2回塗りする理由は
リフトしづらくなるからです。
ベースジェルは基本的に柔らかい素材のものが多いので
そこにほんの少し厚みを持たせると
爪甲にかかる爪圧という衝撃を
少し緩衝してくれるように思います。
手作業、水仕事の多い主婦の方には、よいようです。
ただし、オフもしづらくなるので要注意
私はお客様のお好みやご要望により
ベースコートの強度を操作する手法を使っています。
まずは、様々なタイプのプライマーと呼ばれる
接着を強化する素材がありますので
色々試してみてください。
揮発性のものや、酸の入ったもの
紫外線による硬化が必要なものなど
強度や密着性、あとお肌質に合う合わないなど
条件の組み合わせが必要となります。
例えば、私は
ベースジェルの前を
プレプライマーのみにしたり
先だけ硬化するタイプのプライマーをつけたり
セラック系のベースコートを
爪の中央に点置きしてみたりなど
様々試してみています
ちなみに、オフしづらいのが嫌だったり
アセトンが痒くなったり
後で荒れたりして苦手。という方には
ピールオフタイプのベース
(はがせるベース)をオススメする
という選択肢もあります。
このベースは、一番最初に塗る
アシッドレスプライマーのすぐあとに使用します。
ちなみに、ワタクシ、自分の爪には
このピールオフベースを使用しています。
難点は、だいぶ厚みが出てしまうことなので
その後のフォルム作りが難しい事です。
そして、頑張れば3週間持つかなあ、という感じです。
また、当然の事なのですが
ベースジェル、クリアジェル、ミキシングジェル、トップジェルなどは
見た目はそっくりですが、それぞれ成分が違います。
意識して使ってみると
それぞれの特性を生かして
どんどん工夫していけると思います。
私は、お客様のお爪の硬さや使い方によって
ベースを塗る回数や
間に挟むクリアジェルの種類を変えることで
モチの操作的なものを心がけています。
狙ったようにいくことばかりではないですが。
ちなみにベースジェルを2度塗りする時に
薄く塗ることを心がけないと、甘皮周りに溜まります。
それは、後ろに
カラー、トップと何度か重ね塗りするうえで
かなり邪魔になる溜まりですので厳禁です。
かなり仕上がりが汚いです。
また、そのために
手先は下に向けて塗るなどもオススメです。
甘皮周りなども綺麗に処理してあれば
ギリギリのラインをせめて塗れると思うのですが
はみ出すのだけが、厳禁。
というか、固まっちゃうと、後が大変。
ブログですので
文字の説明になってしまうのですが
私も好きでよく拝見している
「クマ先生」のyoutube動画の中に
ベースの塗り方の回がありました。
大変わかりやすくて、超、オススメです。
私も結構、参考にさせてもらっている番組です。
最後に、筆なのですが
毛束が薄目で
良くまとまりのある筆が塗りやすいと思います。
自分が使っているのですと
このあたりは↓結構オススメです。
アンギュラ筆(主にフレンチを描くのに使用)ですが
毛束が薄く、ベースでもなんでも塗れます。
お高めだけど1本持っとくと良い筆。
・・・以上、お役に立てましたら幸いです。
ネイルは進化を遂げて
ジェルネイルというものを生みましたが
ほんっとーに
全ネイリストが救われたんじゃないか・・・
・・・と思うほどの大発明でした。
スカルプandマニキュア時代は
お客様帰すの、正直しんどかったです。
お客様だってお忙しいのに
ゆっくり、乾かしていってもらうのも
難しいですよね。
お財布とか、バックに手を入れなくてすみように
小銭を手に持たせたりね〜(確か未だSuicaとかもなかったし。)
ペディキュアの方には
あらかじめビーチサンダルでご来店いただいたりね〜。
必死でしたね(笑)
色々ありましたが、ジェルネイルの登場で
一気に、その辺の不便は無くなりました。
ありがたかったわ。ジェルネイル。
では、今日は、この辺で。
じじ
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